メルカリとは

 おしなべて『物』というものは有用・不用は別にして、日々普通に生活を営んでいるだけで加速度的に増えていくもの。当然、数が増えていくわけですからその存在価値の高さはすべて同じということにはならず、鮮度の高さや使い勝手の善し悪し、はたまた所有者のそのときの気分などによって日々淘汰されていくというのが世の常です。そして日本人の場合、身の回りに存在するあらゆる『物』には神様が宿るという観念をもっている人が多く存在しています。そんな人たちにとって長い時間をかけて、愛情を注ぎながら使い続けてきた『物』に対する思いは我が子同然、つまりは愛の結晶といっても過言ではないのです。たとえ役目を終えて不要になったからといって、捨ててしまうなんてもってのほか、かといって今さら何かの役に立つわけではないので、その多くは今もクローゼットやガレージの奥で静かに眠っているのではないでしょうか。
 メルカリは、そんな愛すべき『物』たちに、再び息吹を与える場所として、2013年に誕生しました。メルカリというフリマアプリを通じて、あなたの物語(『物』)を、販売という手段で見知らぬ誰かに託したり、また購入という手段で見知らぬ誰かの物語を受け継いでいく。アプリの利用は老若男女、誰でも簡単にできます。そしてメルカリにはファッションから雑貨、家具・家電、本や漫画に至るまで、毎日およそ百万品以上のアイテムが集まっていて、誰かに見つけてもらうのを今も待っているのです。家の中で眠っていた小さな物語のかけらがメルカリに集って、ここでの楽しい売買を通じて日本中の人たちが笑顔になり、いつしか一つひとつの物語がつながっていくことでしょう。『物』には物語が宿り、そして『物』を受け継ぐことでストーリーは続いていきます。メルカリはそんな循環をお手伝いする場所として、今後もあり続けます。

Sharing Economy
シェアリング・エコノミー

 ここ数年でよく耳にするようになった「シェアリング・エコノミー(sharing economy)」という言葉。簡単に説明をすると、これはインターネットを介して、使われていない資産を活用また共有することです。欧米を中心に海外ではすでに浸透していますが、日本でもここ数年で少しずつ広がりを見せています。例えば引っ越しの準備などの際に不要品が多く出たとき、捨てるという選択肢以外に、ひと昔前であればフリーマーケットやバザーへ出品、リサイクルショップへの持ち込み、またここ数年ではネットオークションの活用というのが一般的な手段でした。でも、出品までの準備が面倒であったり、不要品を出したいときに肝心のイベントが開催されていないなど、いずれも手軽に行うというわけにはいきませんでした。
 メルカリで始めるフリマアプリにしかり、いつでもどこでもスマホ一つで簡単に、利用者が通常よりも安価で商品やサービスを得ることができるようになった今、売り手&買い手ともに、ショッピングをより積極的に楽しむことができるようになりました。ただ出品をする際、どんなに高価な物、また愛着をもっていた物でも不要品を売るということに変わりはないので、商品のクリーニングや補修、さらに現状を写真や文字で示すなど、最低限のマナーやモラルをもって臨むのがルール。これらを踏まえて、今までは「所有」していたものを、これからは「共有」という形に変化させて、エコのある優しく豊かな暮らしを実現させたいものです。